3月1日:今年度の「予算中間期評価」報告書(カトマンズ・ポスト紙、リパブリカ紙)

 

31日:今年度の「予算中間期評価」報告書(カトマンズ・ポスト紙、リパブリカ紙;記事原文)

1
.今年度の経済成長率

(1)
 政府は,今年度の「予算中間期評価」報告書において,資本支出が停滞する一方で,政治情勢の改善や,それを受けた投資の増加,また好調な農業分野により,今年度の経済成長率は5.5%を達成できる見通しであると発表。
(2)
 カティワダ中銀総裁は,製造分野は低調であるものの,農業分野は5%以上,サービス分野は約6%の成長率が見込まれ,それが全体の経済成長率を5%以上に引き上げるだろうと述べた。
(3)
 マハト財務大臣は,国家優先事業を含めた政府の資本支出の執行率の低迷,拡大する貿易赤字,製造分野の低い成長率などに懸念を表明したほか,最貧国(LDC)からの脱却に必要な年間7-8%の経済成長率を達成するためには,投資の増加とその効率性を高めることが必要であると述べた。
(4)
 過去6年間,政治的不安定や予算発表の遅延などにより経済は低迷し,経済成長率が5%に達することはなかった。また昨年度の成長率は3.6%に留まった。

2
.政府の資本予算執行率
(1)
 マハト財務大臣は,227日時点で,政府による資本予算の執行率は19.72%に留まっており,そのような低い執行率は経済成長の足かせになっているとしたほか,財務省として来年度の資本予算をより活用し,執行率を高めるため,早期の予算発表に向けて準備を進めているとした。
(2)
 報告書によると,資本支出は滞っているものの,公務員の給与引き上げや外国出張旅費の増加,制憲議会選挙の実施などを背景に経常支出は増加傾向にある。

3
.消費者物価指数
報告書では,制憲議会選挙実施によるマネーサプライの増加や食糧品価格の高騰などを受け,予算時に発表された消費者物価指数目標値である8%から上方修正し,8.5%になる見込みであるとした。マハト財務大臣は,食糧品価格の高騰は,主に供給側の問題によるものであり,供給管理改革が必要であるとした。

4
.貿易
当該期間における輸出額は前年度同期間比で15%増加するに留まった一方で,輸入額は23%増加し,貿易赤字は24%拡大した。マハト財務大臣は,今年度末までに貿易赤字額は5500億ルピーに達する見通しであり,貿易赤字拡大を抑制するためにはネパールの輸出製品の競争力を高めることが必要であると強調した。

 

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